2011年12月17日土曜日

はじめての江ノ島 その3~江ノ島の祭神は誰?

そうそう、これがぬけちゃったじゃん。お札と祭神の話。

さて帰ろうかね、ってときにね。
せっかくだからお札をいただいて行こう。
そう思って「ここのお札をいただきたいのですが」と社務所で言いますと。

お札は二つございます。
江島神社のお札、それから江島弁財天のお札
どちらになさいますか?と聞かれました。

ええええ?なんで二つあるの?んっとさあ。両方ともここの神様、
なんだよねえ?どういう関係?と理解ができないまま。

ちゅまがじーっとお札の気を見ても、うーん、わからないよ・・・
どうしよか・・・じゃあ・・・・こっち。ともう、えいやで選ぶ、という状態で
江島弁才天さまのほうのお札をいただいてきました。

家に帰っていったいどういうことなのか調べてみると・・・・
江島神社の祭神がまた複雑でよくわからにゃい^^;

弁天さまの島、として始まったはずなんだけれども
主祭神、祭られてる神様のお名前を見ると宗像三女神という神様のようです。
むなかたさんじょしん、と読みます。

本社にあたるのは、九州は福岡県の宗像大社。
朝鮮まで船で渡るときの守護をしてくれる神様、のようです。
が、全国の弁天様の総本宮とも言える、とwikipediaにはあります。
あれ?どこでも弁天様と一緒なの?
じゃあ、弁天さまと宗像三女神ってのはいったいどういう関係なんでしょうか。

三女神というのの3人がそれぞれ誰なのか、というのを調べてみると・・・
古事記と日本書紀で違うだと!?日本書紀なんて書かれている箇所によって
全部違うだと?これだから日本の古代史は複雑で困るんだよなぁ・・・

他の神社や資料でどうあろうとまあいいか。江島神社ではどうなのよ。と調べてみると

『宗像三女神を祀る。島の西方の「奥津宮(おくつみや)」に多紀理比賣命、中央の「中津宮(なかつみや)」に市寸島比賣命、北方の「辺津宮(へつみや)」に田寸津比賣命をそれぞれ祀り、「江島大神」と総称する。
江戸時代までは弁財天を祀っており、江島弁天・江島明神と呼ばれた。現在の祭神は明治の神仏分離の際に改められたものである。辺津宮境内の奉安殿には八臂弁財天と妙音弁財天が安置されている。』

とあります。あーなるほど。江戸時代までは弁天さまだけだったのね。

明治の神仏分離、って。よくわかってなかったですが。
これ神社のこと、日本の神様のこと読んでるとあっちこっちに出てくる言葉ですね。

神仏習合 が起こったのが仏教が日本に入ってきたとき。これは、元々土着の神様としていらした八百万の神様と、後から入ってきた仏教が問題なく共存できるような工夫だったのでしょう。これは世界各地で新しい宗教がその土地に入ったときに行われてきたことでしょうからまだわかりやすい。

弁財天の元となったのはインドのサラスバーティーだと言われています。江ノ島にも、弁財天と世界女性群像噴水池という5人の女神の像が飾られた池というのがありますがサラスバーティーさんもいらっしゃいます。この像なんかかわいいのでじぇいど♪お気に入り。

外来のものを上手に取り入れてまるで自分の国に昔からあったかのごとく定着させてしまうのが柔軟な日本人の器用さなのでしょう。しかしやっぱり弁天さまは日本古来の神道の神様とはいえない。

神仏分離のほうは明治政府のやろうとした政策に伴った動き。明治政府が神道を国家統合の基幹とするためごっちゃになっていた神道と仏教を分離し、さらに寺の権限を制限したりとしようとしたことがありまして。完全な仏教禁止ではなかったのですが急激な改革だったために大混乱をまねき、仏教は外来のものとして排除しようとする考えがあったり、さらに過激な神道の信者が仏像や寺を壊したり。

その頃に江島神社も神道に基づいた祭神とせよという詔に乗っ取って宗像三女神が勧請されて祭神とされて、弁天様は・・・上記のびみょーな書き方によるとつまり「弁天像が安置されておりますよ」と言っているだけで祭神として祭られてるとは書いてないのですね。現在も形としてはそのままってことなのかな。なるほど。

なーんかすっきりはしないあいまいな形でですが、でも両方がうまく共存している、
そういう、日本らしい、いい意味での「あいまいさ」でおさまってる場所なのかな、
と思わされました。


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13 件のコメント:

  1. おはよーございますー。じぇいど♪さん、すごいです。いつもよく調べてらして。素晴らしい。とても勉強になります。

    まさか江ノ島が宗像と縁があるとは驚きました。福岡に夫の実家があり、私自身も1年ばかり暮らしたことがあるので、宗像は時々行きましたが(魚を市場に買いに行ったりしてました。)、残念ながら宗像大社はまだです。福岡には有名処(&お気に入り)がいっぱいあるので、なかなか廻りきれませんが、次回の帰省時にでもぜひ”候補”に挙げておきたいと思います。(なかなか予定通りに行かないんですよね~。行きたいところが多すぎて^^;)

    しかも三女神様達は、アマテラスオオミカミ様とご縁があるのですね~。わが夫は恐れ多くも「僕はアマテラスとマブダチ(古ッ!)だから、太陽出してとか暑いから引っ込めてとかいつもお願いしてるよ」とか言います。(そのくせ男だと思っていたみたいですが・・・。何も知らないじゃん!!)この秋も伊勢神宮に行き、アマテラス様の神棚を「家を買ったらこれだ!」(その時はまだ予定なし)とか行っていたのですが、買わずに帰ってきた直後に家が決まり、あぁ・・・神棚・・・と(笑)。まだ建ってないので、いつでもいいんですけどね。

    ちなみに、神仏~の話ですが、最近私が「?」と思ったのは、お世話になっている不動産屋さんの神棚です。立派だったので参考までに「どちらのですか?」と聞くと、なんと観音様で地元では有名な寺のものでした(驚)。お寺の神棚・・・???でも、個人的には観音様もかなり好きなので、そういうのもありなのかという気分でございました(笑)。

    長く書いちゃってごめんなさい!とても面白かったものですから・・・。また楽しみにしております。良い週末を♪

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  2. すっきりしないけど、このままでいいのが日本なんですよねきっと~
    アタシ自身も思いっきりたくさんの神様や仏様に囲まれて育ったのに、今じゃ・・・
    幼い頃クリスチャン系の幼稚園に通ってたので、世界は神様が「光あれ!」っと作ってくださったと園長先生に教えてもらい、お昼には必ずお祈りをしてから昼食を頂いておりました。
    ところが、祖父や伯父達は仏様やお位牌を彫る人で、祖父の店に行けば白檀と檜の香り満載。
    金箔貼りのときは近づくなって締め出されたり。金箔って軽いから近づいただけでふわっと飛んじゃうんです。
    そのお店には所狭しとお仏壇や仏様や、神棚もありました。
    そこで教えられたのは、仏を彫る者はヒトツの宗教に偏って信心してはいけないんだよ。数多の神様仏様を信じないとね。と。だからなのか祖父の家にはお狐さんもいたりして。
    さらにアタシの実家はむかし商売してたので、仏壇のほかに神棚があったり、家のあちこちに七福神がバラバラと祀られていたり。
    そんな環境で育ったアタシなのに・・・
    いま現在はというと、嫁に来たここの家は信心してる仏様はたった一人で、それ以外は無し!あっても関係なし!
    という極端な家庭でして・・・なじみづらいですこの考え方~
    アタシはやっぱり、うまく共存してて、あいまいだけどお互いに認め合ってる神様仏様が好きですね~
    長々と失礼いたしました

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  3. 日本の宗教観って結構あやふやなんですよね。
    分かりやすいのが年末に除夜の鐘を突きに寺に行った後、初詣に神社ですかね。
    神棚と仏壇が併存しているのも日本特有ですものね。
    韓国人の先生の家に遊びに行った時には、十字架一つだけでしたもの。
    お寺さんの中にまだ神社が残っていたりするところもありますからね。
    それにしても、江ノ島のサラスヴァーティーさんかわいいですね。
    インドの神様も好きなので癒されます(笑)
    (前世がインド人だったため)

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  4. あすケット17/12/11 6:20 午後

    う~~~む。。。頭が付いて行ってないです・・・。
    よく 「日本人は宗教に節操がない」 と、
    悪い事のように言う人がいますが、
    私個人は、最近は、「あ、それでいいんだ」
    と思うようになってきました。
    宗教の枠にこだわっていないからこその 「立ち位置」と言いますか…。
    むか~~しから疑問だった、宗教的な対立とか、
    いがみ合う理由が宗教、っておかしいやん? みたいな。
    解決の糸口が見つからず、無駄な争いが起こるなら、
    あいまいなままの方がマシなのかなーと。。。
    歴史的な背景で、人間の都合で変わってしまった、
    というのは、「本来どうなの??」 っていう疑問が残りますが。
    でも、じぇいど♪さん、よくこーゆー文章をまとめられるなーと関心します…。
    私だったら、頭の中がごちゃごちゃになりそう… (-_-;)

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  5. 私自身はお寺が運営していた幼稚園に通っていたのですが、ただそれだけって感じで神様や仏教関係には疎いんですよね(^_^;)
    今は興味はあるものの、やっぱりよくわかんないんですけど、<>っていうのが何とも日本人そのものって感じで面白いですね!
    弁財天がインドのサラスバーティーが元になってるとは驚きでした!!
    とても勉強になりました。

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  6. <>の中が消えてました(^^ゞ
    <あやふや>です。
    失礼しました。

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  7. ひとこと。
    「聖☆おにいさん」みたいな作品が出せて、
    それが普通に受け入れられる日本ってなんて素晴らしいんだ!

    mixiの聖☆おにコミュでも書きましたが、
    宗教をネタにできる国=余裕があるってことですよね。
    9歳の時に「宗教って人を救うって言いながら、
    実際は分断してるじゃん!」と思って
    一生特定の宗教には拠らない、と決めた人間ですので
    いろいろ文句もあれど、日本に生まれたのは正解なのかもしれません。

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  8. ほんとですね~~~。

    日本は神様がいっぱいで、他の神様と合わさったり、
    勧請されたり、人間と合祀されたり、人の願いや念・思いとも合わさっていったり・・・・。

    由来を読んでも???なこともたくさんありますよね~。

    とつくに(外国)から仏教という新興宗教が入ってきたときも、日本の神々と日本人は、受け入れ、吸収してきた。

    日本の神様のとってもすてきなところは、寛容性ではないかと、個人的に思っています。

    否定しないで、受け入れる。

    それは取りも直さず、日本人の美点のひとつでもあると思うのですが、

    そんな日本の神様が、大好きです。(笑)

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  9. 宗像大社がでてくるとは~。意外・・。
    すっごく離れていますよねえ。
    朝鮮にわたるには、たしかに近そうだけど。

    そ、それじゃあ、船で韓国旅行したくなったらその前に宗像大社お参りしとくか・・。
    宗像大社が交通の神様、っていうのも、そういうところからかなあ? 

    地元の話題なんで、つい口出してしまいました。
    記事の趣旨からかなりそれてますけど^m^

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  10. こんばんは(^-^)
    数か月前広島に行ったとき、弁財天様と宗像三女神がどういった関係なのか
    ?だなあと思ってて、調べないままでしたけど、

    ここで解りました(^○^)すごいです!!ヽ(^。^)ノ!

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  11. 記事と関係なくすみません!!!

    前ブログでは
    やっとリアルタイムにたどり着いた矢先にドロンでしたから!
    今リアルタイムでブログ読めること、めっちゃうれしいいです!
    お引越しおめでとう!
    お誕生日おめでとう!
    これからも楽しませていただきます!

    ありがとーーーー!!!

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  12. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

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  13. ここのブログでは、他の人のコメントでも「え!そーなの?」って驚かされること多いです。
    そんなコメきっかけで辿り着いた本日放送されたNHKドラマ坂の上の雲を観てたら「宗像大社神職・宗像繁丸」って人が出てきた。ん?宗像大社?どっかでみた文字だなぁって思ってたら、ここに戻ってた(^。^;)

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