2012年1月18日水曜日

氏神・鎮守神・産土神ってなに?

さて、日本の神道におけるものすごく初歩的な話。
こんなこと常識っしょ!なんで知らないの!な人はどうぞ
この記事は飛ばし読みしてくださいな。説明も超おおざっぱだよん。

氏神、鎮守神 産土神、ってのがじぇいど♪
よくわからなかったんですけれどもね。

今はアバウトに使われていてこの三つをひっくるめて
ただ自分の家の近所の神社を「氏神さま」だと呼んでることも
多いようですが、そもそもの言葉の意味はなんなのか。

●氏神さま:その「氏」つまり血縁集団の守護神。

●産土神さま:生まれた土地の神様。地縁集団の守護神。


ここまでは簡単ですね。血縁集団ってことは親族一同を守る神様だってことで。
地縁集団、ってことは、血が繋がってなくてもとにかく生まれた土地の
「ご近所さん一同」を守る神様だってことですね。

ようわからんのが「鎮守さま」。
今住んでいる場所の神様が鎮守様、とも考えられているようですが・・・
鎮守ってのはそもそもはもっと政治的な理由で生まれたものらしく。

●鎮守さま:建造物を守る神様。特に、寺院の建物を守る神様。


なんですね。

Wikipediaには
『人間がある土地に人工物を造営したとき、その土地に宿る神霊が人間や
造営物に対して危害を加える祟りを起こさせないように、
その地主神よりも霊威の強い神を新たに勧請して祀ったのである。』
とありました。ひゃー。そんな経緯だったのか。

そして八幡様ってのはこの鎮守神として全国に広められたから
こんなにたくさんあるんだそうで。

つまりねえ。輸入ものの信仰である仏教が広まり始めたとき、
日本古来からのその土地の神様信仰とは当然バッティングするわけで。
そこでその土地の元々の古い神様を「抑えこむ」形で寺を守るために
置かれた神様が鎮守、とくに八幡様だった、って理解でいいでしょうかね?

★  ★  ★

さらにその後、明治政府がおこなった神仏分離令の際に寺が廃されて
鎮守さまだけ残ったり、いくつかの神社が廃止・統合されたり
主祭神が入れ替えられたり、という大変革があった。

現在我々が見ている神社ってのは日本の歴史の中でなんども
政治的な理由によってその土地の自然霊的な神さまという
ものからは離れたところで変えられてきたものなのだ

・・・という側面があるのだなあ、って視点から見ると
神社ってのも興味深いです。

ちなみに今読んでおる本そういう意味でめっちゃ面白い。
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「古代の都と神々」榎村寛之

副題の 怪異を吸いとる神社 ってのがなんか
トンでも本みたいなんですが^^;
三重県立斎宮歴史博物館学芸課長さんの書いたもんで
吉川弘文館社の歴史文化ライブラリーシリーズの一つ。
日本語今だにライトノベルがやっとなちゅまが
横からちらっと見て「うげー読みたくねー」って言った類のw
ガチ歴史系の本です。

これ読むと神社ってのは、今現在のパンフだの立て看板だの
HPに書かれてる「ご由緒」ってやつの簡単な説明からは
わからない部分がいっぱいあるんだなあ、って、
神社というものへの認識が改まります。


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21 件のコメント:

  1. 何度か引越しをして、その度に親が。
    氏神さんに挨拶に行くよ!って言ってましたが産土神さんの間違いってことですね(ーー;

    でもやっぱり氏神さんはパワー絶大です(o^^o)

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    1. 間違い、ではないんでしょうけどね
      神社本庁が出している本にも時代の変遷とともに同じ意味に使われるようになりました(中略)今では、氏神・氏子という言い方が一般的です、とあります。(神社のいろは、P20)

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  2. 鎮守って言葉で思い出すのは「鎮守の森(杜)」という言葉ですかね~。私はどちらかというと自然信仰に心惹かれるので、鎮守の森には気持ちがスーッとなじみます。

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    1. 山の中、森の中にあって境内がよく手入れされた神社やお寺は本当に気持ちがいいですよね♪宗派や信仰云々を超えたご神気、まさに自然の力を感じますよね。

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  3. あすケット18/1/12 11:27 午前

    う~ん、全然知らない事ばかり・・・(^-^;)
    私みたいなのは、海外に行っても日本の事を説明できないです・・・ orz
    NHKで、日本の伝統を英語で紹介する 英語勉強番組やってましたが、
    (トラッド・ジャパン だったか)
    外国人のように 「ふむふむ。なるほど~。」 って見てるレベル (^-^;)
    英語の勉強と日本文化の勉強、両方ができて一石二鳥なんですが・・・w
    E原さんが、「氏神さまにあいさつに行くのは良い事なので是非やった方がいい」
    という意味の事を言ってたのを覚えています。
    「氏神」 をネットの辞書で調べてみたら、以下のように載っていました。
    ─────────────────────
    1》 神として祭られた氏族の先祖。藤原氏の天児屋命(あまのこやねのみこと)、斎部(いんべ)氏の天太玉命(あまのふとだまのみこと)など。
    2》 その氏族にゆかりのある神。また、その神を祭った神社。平氏の厳島(いつくしま)明神、源氏の八幡宮など。
    3》 住んでいる土地の人々を守護する神。産土神(うぶすながみ)。鎮守の神と同一視されることが多い。
    ─────────────────────
    私が認識してたのは、(3)の意味だけだなぁ・・・(^-^;)
    引越し後に氏神様にあいさつに行くってのは、
    この (3)の意味からなんですねー。
    よく家を新築する時に、建てる直前、お祓いじゃないですけど、儀式をしますよね。
    子供の頃は お祓いなのかと思ってたんですが、
    大人になってから 土地の神様に対して、あいさつ、
    建設やその後に問題が無いようにするための儀式、という風に聞いて、
    似ているようでお祓いとは全く違った印象を受けたのを覚えています。
    今調べてみたら・・・、これは 「地鎮祭」 というのか・・・。
    「鎮守」 ともまた違うのか・・・。

    この記事でじぇいど♪さんが紹介している本は、
    きっと、画数の多い漢字がい~っぱい載ってるんでしょうね~w
    わたしも、「うげ~」 ってなりそうな気がします (^-^;)
    でもねー、知っておきたいという気持ちもあります。
    なので、こうやって記事にしてくれて、ほんとーに勉強になってます☆

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    1. そうそう、私も知りませんでした。
      そして地鎮祭、って言葉の響きからはなんか
      悪いものを鎮める、ほんとおっしゃるよう
      その後に問題がないように、に聞こえるんで
      そういうイメージずっと持ってましたけれども
      あれももっとポジティブに捉えていいんだと
      思いますよねえ。つまりは新しい土地の
      神様に、ここに住まわせていただきます、ここで商売させていただきますのでどうぞよろしく
      お願いします、という儀式だ、という。

      私読む本だからたいしたことありませんって 笑

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  4. orange*potiron18/1/12 12:07 午後

    前回の引っ越しの後、なぜか産土神さま、比較的大きな近くの神社にお参りにいきました。(それまでの引っ越しではしたことがなかったんです)
    だからでしょうか?見知らぬ土地だったわりに、楽しく過ごせました。
    今回の引っ越しでは、年末にやっといけました。ちょっと遅かったけど、やはり産土神さまにお参りって大切なんですね。
    人間にとってはちょっとだけ通りすがりみたいに住む土地でも、神様っているわけですからね。
    今回もとても勉強になりました!ありがとうございます。

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    1. そうなんでしょうね~
      やっぱりわかる人でもわからない人でも
      ご挨拶しておくのはいいことなんだろうなと
      ちゅまの話なんかを色々きいてても
      思わされますね。

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  5. 広島からはじめてコメントいたしますm(_ _)m

    日本人なら知っておきたい 日本の神様の次に
    これは読んでみたいものです

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    1. さがすと平易に書かれたいい本
      いっぱいありますよね~^^

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  6. 勉強になりますぅ^^なんとなく、もやっとしながらも、なかなか自分では調べなかったりするもので。。
    ありがとうございます♪

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    1. 調べてみると色々面白い分野ですよねえ♪

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  7. うむぅぅ~~~、目で見てみたい。
    「南無八幡大菩薩」は、そういうことだったんですね?

    武運の神様だとは知っていましたが・・・・・、
    そんなに強いんですね・・・・。

    いったいどこからやって来られたのか・・・?

    ワクワクがひろがりました。(笑)
    ありがとうございます。

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    1. ふふふ、そういやそうですよね
      お目付け役、みたいな感じなんでしょうか?

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  8. キラキラみーこ19/1/12 1:15 午前

    いつも色々と教えてくださって・・・
    ありがたいことです

    ふと、思い出したのが昔の歌
    「村祭り」でしたっけ?
    「村の鎮守の神様の 今日はめでたいお祭り日 ドンドンヒャララ ドンヒャララ ドンドンヒャララ ドンヒャララ 朝から聞こえる笛太鼓」って歌詞だったと思いますが
    小学校の音楽の授業で習った時に「その村の御宮様のお祭り。村の祭り。町内の祭りみたいなものかな~」なんて思ってましたが

    村の御寺様を守ってる神様を祭るお祭り・・・ってことですかね?

    私は、家の氏の守護神なんて聞いたこともないですし
    町内の御宮様は、お稲荷様の系列らしいんですが、案外と知らずに住まいしてますね
    こういうことは、知っておいた方がよさそうですね

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    1. あ~、かろうじてその歌知ってますね
      どうなんでしょう、これはきっと、広い意味での
      その土地の中心になってる神社のお祭り、くらいの
      意味のほうな気がしますけれども。
      うちのほうは一番近くの神社のお祀りが近くなったとき
      マジでこのドンドンヒャララ、が聞こえて
      きましたね。

      削除
  9. はじめまして、こさと言います。
    いつもブログを楽しく拝見しております。
    楽しくて勉強になるので、ここへ辿りつけてラッキーです!

    ところで、産土神が生まれた土地の神様であるということは、
    たとえば病院で生まれた場合、
    その病院の土地の神様が産土神ってことになるんでしょうか?

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    1. おてんとうさま10/4/12 11:02 午前

      はじめまして。

      私も同じようなことをコメントしようと思ってたのですー(o^―^o)

      ちょっと場所おかりしますf^^;
      すみません

      お休み中にすみませんf^^;

      産土神さまなのですが
      ひねくれてる性格のせいだと思うのですが

      わが家の場合 産婦人科が少なく
      市内の産婦人科でなく 市外の産婦人科で出産しました。
      生まれた土地というと 市外の神様が氏神さまでしょうか?
      それとも地元の神様が 氏神さまでしょうか

      なんとも ひねくれてるようなコメントにみえるかもしれませんが
      これ 私ずっと本気で悩んでるポイントなのです(;^ω^)

      とコメントしようと思っていたのです(;^ω^)

      よかったです お仲間がいて(o^―^o)

      削除
    2. んーこれはあくまでも「私個人の意見」ですけれども。産院って、産院の色々な条件優先で選ぶものですから、自宅の近くとは限らないですよね?じぇいど♪も米国で、自宅のそばの公立病院みたいのではなくてそこそこ遠いけど評判のいい産院を選びました。
      んで、当然自宅の土地の神様のエリアから出ちゃうわけでしょうけれども。
      やっぱり基本的には、産院ってのはいくら生まれるとしても一時的に滞在するところだし、その後暮らし、育つところが第一、産院の場所は第二、と考えればいいんじゃないかなあと感じますがどうでしょう。
      たしかに「語源」としての厳密な産土神、ってのを「生まれた土地」って解釈してしまうとよくわからなくなりますけれども。生まれたときに自分の家があった土地の神様が産土神さま、でいいんじゃないでしょうか。
      ただ「お守りいただく」という意味で、産院の
      場所を調べてみたら実はご縁のある神様の土地
      だった、なんてことはあるかもしれませんね。

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    3. おてんとう29/4/12 5:17 午後

      お返事をありがとうございましたー♪

      >生まれたときに自分の家があった土地の神様が産土神さま、でいいんじゃないでしょうか。
      >ただ「お守りいただく」という意味で、産院の
      場所を調べてみたら実はご縁のある神様の土地
      だった、なんてことはあるかもしれませんね。

      なるほどです。
      一時的滞在わかりやすくて納得です。
      確かにご縁のある神様の土地かもしれないです。
      じぇいど♪さんのお返事を読んで
      出産したときの部屋から どの病院も部屋から神社が見えたのを
      思い出しました(ちょっとびっくりです)
      調べるのが楽しみになってきました。
      ありがとうございました。

      削除
  10. メタトロン20/1/12 8:40 午前

    その本面白そう!
    さがしてみます(^ー^)

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