2012年2月24日金曜日

映画 ショコラ


いったい何回みるんだよ、なばんぶるとももちゃん大好きな映画、ショコラ。ばんぶる学級閉鎖でたいくつしまくってた今週も工作だのお絵かきだのしながら何度かにわけで見始めまして。あーあ、また見るのかい、と思いながらもじぇいど♪も結局毎度見入ってしまうのですが。

このショコラ、2000年の公開時に話題になってたときは解説は主役のジョニデとジュリエットビノッシュの恋愛映画みたいな面が強調されてて、そりゃつまらなそうだ。って思ってみなかったんですけどね。日本に来てからテレビで放映したのを録画して以来消さずに我が家の保存版、となっちゃったんですけれども。いやーこれはちょっと深い、とってもいい映画ですよ。ぜんぜん恋愛映画なんかじゃなかった。

まあ有名な映画だし古いからいまさら気をつかわんでもいいかなと思うのですが、見てない映画のネタバレが嫌な人は以下ご注意を。

フランスの・・・時代設定は服装から考えると1950年代とかでしょうかね?どことはわからないフランスの小さな村。って調べろよ。ですね、はい。撮影地はフラヴィニー、っていうブルゴーニュ地方の山奥らしいです。古い城壁、石造りの家、石だたみの小道、赤茶色の屋根、小さなどってことない教会と、その前の広場。ヨーロッパのなんの変哲もないよくある村の光景ですね。

小さな村はもちろん全員顔見知り、日曜には全員が教会のミサに出て当たり前、村長は伯爵って呼ばれてますが、昔の地元の伯爵の・・・末裔、のはずですね。50年代じゃ貴族制度ないんだから。でもこれも欧州って今だにそういうところ多いでしょうがそういう人がいまだに地元の要職を占めて伯爵だのなんだのと呼ばれてる。で、このレノ伯爵ってのがガチガチのコンサバ男、新米の牧師を仕切って村を古くさい因習で縛っていまして。しかし実は伯爵の妻は、そんな夫にあいそをつかしたんでしょうね、家出したまま。伯爵は体面のためにそれも隠しています。

・・・という村に、突如、自由に生きる女性ヴィアンヌとその娘アヌークが越してきてチョコレート店を開くんですが。チョコなんてのは古臭い村人の考え方では悪魔の誘惑w。・・・今だってダイエットの敵としてはそうですが 笑 伯爵や村人にとってヴィアンヌは「恥知らずな女」。しかし、個性的で積極的で自立した自由な女性ヴィアンヌの影響で、村中が一人また一人とチョコを食べ、古臭い考え方に縛られていた自分を変えて自由に、生き生きとした人生を送るようになって行くのですね。

不謹慎だと抑えていた未亡人への恋心を肯定しかけるおじいさん。夫のDVに耐えていた女性ジョゼフィーヌは自立の決心をしてヴィアンヌの店を手伝うようになり、ほんの少し自由主義なためにばりばりな保守派の娘と断絶している糖尿で余命いくばくもない老婆アルマンドとその孫は交流をとりもどし。まるで魔法の薬で人々を癒す魔女。最初のシーンで親子が着ていたお揃いの赤いフード付きのケープはまさにその魔女をイメージさせるためのものだったんでしょう。赤いのは、そうですねえ・・・反逆の色、生命の色?

で、そこにジプシーの一団が流れてきて、そこに子供ら大好きなジョニデがいるんですねー。役名は「ルー」。あら、るーさん、ですねww そんでそのルーさん、もちろん保守的な村人たちには歓迎されません。で、ルーさんはヴィアンヌ親子と親しくなり、親子はさらに村人の顰蹙を買って、娘も学校でいじめられるようになり、なんでママは他のママみたいじゃないの?他のお母さんは赤い靴なんて履いてない!と泣かれてさすがのヴィアンヌもちょっと困り果てるのです。

それでもめげないヴィアンヌと周りに集まってきた友人たちはアルマンドおばあちゃんの誕生日をジプシーたちも一緒に盛大に祝い、船の中でヴィアンヌとルーさんは結ばれるのですが、その夜ルーさんたちの船の一群は放火されてしまい、ジプシーたちは出ていかざるを得なくなります。そのすぐ後アルマンドは亡くなり、葬式の席でもヴィアンヌは嫌味を言われ。

この親子、これまでだったら村から村へ、とどこでも受け入れてもらえないまま保守的な世の中に失望したまま渡り歩いてきたようなのですが。去るかと思われたそのとき、ぐっとこらえて、その村に留まるのです。

最後は「あること」がきっかけで、ついに伯爵までが心を開いたことで村中が親子を受け入れて、古いカトリック的な因習でがちがちだった村に自由な生の喜びがもたらされる、ってハッピーエンドなんですけどね。イースターのミサで若い牧師がいつものように伯爵にリライトされたおしきせの、あれはダメ、これは悪魔の仕業、といったお説教ではなく、自分の言葉でつたない説教をするのですが、それがまた素晴しい。

『人間の価値を決めるのは、何を禁じるかでは決まらない。何を否定し、拒み、排除するかでもありません。むしろ何を受け入れるかで決まるのでは?何を創造し、誰を歓迎するかで・・・。』

うーむ。この話、こんな荒唐無稽な保守的さを保った村なんか今どきないだろ!昔の話じゃん!ってばかばかしいからこそ、すべてが強調されて、が、しかしこの時代設定から60年以上経っているはずの今もそこかしこに、人の心の中に残っているものを想起させて、あらゆる時代、あらゆる土地、あらゆるシチュエーションで現代にもちゃんとハマってしまう。だからこそヒットしたのだなあ、まあ、子供映画じゃないけど、これはばんぶるとももちゃんが最初は深いとこまでわからずに繰り返しくりかえし見ても、まあ、いいじゃないか、って思える映画です。ま、ちょっとジョニデとビノッシュのらぶしーん♪はあるので子供にそーゆうのを見せちゃうのが気になる方は要注意w

そしてこの映画見終わるとすでにお決まりのパターン。
あああああ、チョコ食べたいっ!!に、一同そろってなってしまうというオマケが毎度つくのでした 笑

応援大感謝。↓
にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へにほんブログ村

14 件のコメント:

  1. ショコラ、大好きな映画です。また見たくなっちゃいましたー。バレンタインデーのチョコが山ほどあまっているので(買い過ぎ)今週末にでも食べながら見てみたいですねー。

    でまた、ジュリエットビノッシュさんが美しいのですよねー。Red, White, Blueの三本立て、ご覧になったでしょうか?あれで私はファンになりました。

    返信削除
  2. tugumi24/2/12 3:53 午後

    2日程前に、このショコラの映画をぼーっと思い出してました。
    なのでなんだかメッチャ嬉しい気分です♪
    ももちゃんとばんぶるちゃん、こういった映画を何度も観るなんて、なんだか素敵に大人っぽいイメージしちゃいます(^^
    我が家の園児王子はまだまだポケモン世代なもので・・・(^^;
    けどポケモン映画も何気に見入ってしまうんですよ~♪

    古い映画で何度も観てしまうのは、ロビンウィリアムズの『今を生きる』かな
    大好きな映画のひとつですね^^♪

    返信削除
  3. 絶対見なきゃ…! それにしてもここ数年チョコレートがらみの映画が多いですね。 グラウンディングしなさいってことですカ?

    ネタバレ平気な私は伯爵が心を開くきっかけの「あること」を探しまくり… 大好きなフランス映画「愛と宿命の泉(余談ですが二部作のこれ絶対オススメ)」みたいに、ヴィアンヌが実は伯爵の出て行った奥さんの子供だった、とかかなと思いましたが、何と可愛らしい…! 絶対見なきゃ。

    返信削除
  4. かなり昔にみました!これでジョニデ好きになりました、、、聖お兄さんのイエス思いだしちゃいますね(笑)

    返信削除
  5. ジョニデは好きだけど恋愛ものねう~ん。でワタクシも観てませんでした。観てみよっと♪
    >こんな荒唐無稽な保守的さを保った村
    はあるある、ありますわよ! スイスには絶対ある!

    で思い出したのが
    「マルタのやさしい刺繍」 
    保守の面々についムカッとしつつも、面白いスイス映画です。
    原題はDie Herbstzeitlosen 

    ・・・再生とか、そういうのって、やっぱり女性が大きい力を持ってるみたいですね。

    返信削除
  6. orange*potiron24/2/12 7:38 午後

    ジョニデ大好き!
    ショコラも昔にみましたけど、子供と一緒にみることができて、チョコでジョニデといえば!『チャーリーとチョコレート工場』ですね(笑)

    先日ちょうど、パイレーツをみたところなんです。
    今夜は、チョコ食べながらショコラみようかな?

    あ、もしかして、じぇいどさん密かに、グラウンディングしろよ!の号令かけてます?(笑)

    返信削除
  7. くうちゃん24/2/12 11:34 午後

    ジヨニさんのプチおっかけです~w
    まさかじぇいど♪さん家の宝(ではない?w)とわっ♪
    DVDはヘビロテしすぎてばばっちくなってます(T-T)
    魔女・ジプシー・フランスの3点キーワードがたまりません。
    音楽もとっても素敵なんですよね~♪
    これ見る時必ずチョコ食べながら見るです~
    この映画見るまでは、昔の魔女=薬屋さんって思ってたのですが、
    チョコも薬だったのかぁ~と思った映画でした。
    今はヒーリングやクリロズ行く時にはかかせないチョコです♪
    おかげで今私の部屋にはいつでもチョコがありまつよ( ̄ー ̄)ノ

    返信削除
  8. チョコレートは大理石の台でのばすことを初めて知った映画です(笑)
    甘いものに苦手な私には途中から具合が……な映画でした(汗)
    それくらいチョコを作るシーンがリアルだったんだと思います。
    (友人は同じくチョコを食べたくなるって言ってました。)

    日本では当時スマッシュヒット位だったと思いますが、
    当時のジョニー・デップのインタビューが印象的でした。
    個人的には「耳に残るは君の歌声」が好きです。
    (もっとお子様には見せられませんが…^^;)

    返信削除
  9. 個人的に、最後の牧師さんのセリフがとてもタイムリーで、ぐっと来ました。
    何を受け入れるか…ですね。
    おそらく映画を見る時間も取れないので、丁寧な描写をありがとうございます。

    返信削除
  10. あすケット25/2/12 10:07 午前

    わー、そういう内容の映画だったんですねー。
    全然古いなんて思わないというか。
    古い思想にとらわれた人って沢山居ると思うので。
    偏見を持った人たちに放火される・・・
    という辺りで、「妖怪人間ベム」 を思い出してしまいました。
    たしか、アニメ版ではそういう最終回だったような。。。
    この記事を読んだだけで、ジーンときました。。。
    今、アセンションで 「古い体制を壊す必要がある」 と言われていますが、
    歴史の中でも、そういう良い意味での 「破壊」 は、
    何度も繰り返されてきたんだろうなーと思います。
    開拓者には相当な負担・試練ですが。。。
    私もずっと チョコ食べたい病なので、
    これを見たら更にチョコ病に苦しみそう(?)ですw
    ももちゃん、ばんぶるちゃん、良い映画を選択しますね☆

    返信削除
  11. パグショコラ25/2/12 4:49 午後

    いい映画ですよね。
    ・・・っても、二度みたくらいですが。。
    またゆっくりみたくなりました。
    スパイスを入れたホットチョコ・ドリンクとか、
    チョコ好きにはたまりません!

    ところで私だけでしょうか。
    ショコラ、が一番響きが素敵だと思うのは(笑)
    日本はチョコのフランス語がすでに浸透しているから
    タイトルも替えないでよかったのかな。
    ショコラ、だからいいんですよね、きっと。
    チョコレイト、とかチョコ、じゃちょっとイメージが・・・。(^^;
    こっちはショッキー、ショコラーデ です。
    ショコラーデもセレナーデみたいでいいな。

    返信削除
  12. うわぁ~、すごい懐かしい。
    アメリカに居たときに、友人と映画館で観ました。
    すっごい映像が綺麗なんですよね!
    チョコも食べたくなるのが分かる見せ方がいっぱいで
    しかもあの英語のショコラのタイトルの響きが
    甘い感じで、私も好きでした。

    返信削除
  13. めぐみさん
    バレンタインのチョコが山ほどあまってるなんて
    なんとうらやましい!我が家ではもう自分たちのは
    一瞬でなくなって親が隠し持ってる山が狙われています 笑

    tugumiさん
    おやいいタイミングでしたね^^
    いやポケモンもばんぶるは好きですがこれは
    大好きなジョニデさまの映画だから好きなんでしょうw
    みみずのシーンとかああいうところがツボのようでw
    あ、それみてないですねえ

    めもさん
    いやチョコを美味しくいただきましょう、って
    話です 笑 でもぐらぐらなときには確かにいいですよね
    チョコってふしぎ 笑
    いやもうそのシーンは可愛いんですよ!子供たちにも
    大ウケです。

    おハナさん
    ああ、たしかに!イエス君っぽいですよね♪

    Mariさん
    笑笑笑 そうですね 笑 
    スイスとかドイツフランスのちっちゃい村とかなら
    まだ充分ありえそうですよねw
    スイス映画!おもしろそう♪
    女性のほうがたしかにいつでも一歩先を
    行ってるのかもですね。

    orange potironさん
    チャーリー・・・もちろんDVD持ってますよー
    チョコの号令 笑!

    くうちゃんさん
    たしかにもうこれ見るときはあらかじめチョコを
    買っておかないと、ですね 笑
    そうそう、チョコは薬だったんですもんねえ。
    たしかに今はそうだっただろうなとわかります。

    ながさん
    おやながさんは甘いもん苦手なのですか。
    これ見て辛党の人は美味しそう、じゃなくてそういう
    反応になっちゃうんですね^^;
    おお、それ、まだ見てないですねえ

    ちはるさん
    映像もいいですよお(^m^)?

    あすケットさん
    ああ、ベムに通じるところもあるかもですね
    異端者をみんなで排除するってところで。
    たしかに、今の「とにかくもう人間は意識がかわらないと
    滅びていくしかなくなってしまう」と気づいてる
    人たち、それを「異端」として排除してこれまでの
    古い意識から離れたがらない人たち、という構造にも
    通じるところもありますしね。いつの時代でも変革者、
    先駆者、というのは辛い立場にあるものですが、この
    映画はハッピーエンドなんで気持ちいいですね^^

    パグショコラさん
    お子様向けココアは苦手ですがあのホットチョコなら
    飲んでみたくなりますよね~
    いやほんと、チョコレート、ってタイトルにしちゃったら
    ぜんぜん違うもんだったでしょうね。

    えるるさん
    そうそう!映像が綺麗!公開時は米国人がフランス映画の
    マネごとをしてつくるよくアリガチな仏映画のリメイク物
    みたいな・・・って思ってましたがこれはけっこう
    英語なのもキャストの多くが米映画で見慣れた顔ぶれなのも
    気にならないくらいにいい感じですよね。
    キャシー・アン・モスがマトリックスのトリニティ
    さんとはまるでかけ離れた役なのにこれまた
    けっこうしっくりきてるんですよねー。

    返信削除
  14. いい映画ですよね。。。そして私もジョニデ好き。でも、チリ味のチョコがどうしても気になって。アメリカでは売ってます?調べると、歴史的にはポピュラーな味付けみたいなんだけれど。(笑)

    返信削除