2012年3月14日水曜日

占星術講座 番外編 その4 ナイトルーラーとデイルーラー


じぇいど♪ 先日、ぴ子さんからとてもいい質問をいただきました。
ぴ子@占星術講座受講生Mar 11, 2012 06:29 PM
はい!\(^o^)せんせい!しつも~んw 乙女座です。
守護星が水星ってことですが、なぜ双子座と一緒なのでしょう?
違いはありますか?

ということで、有栖川月子せんせーから、とても丁寧な回答がありました。ナイトルーラーと
デイルーラー、というとわけわからんでしょうけれども、惑星が全部みつかってなかった時代の占星術、
科学が発展してからの占星術、という非常に興味深いお話ですので
前の記事に追記という形ではなく、独立した記事にしてみました。
それでは月子さん、説明をお願いいたします。

月子  はい。では少し長くなってしまいますが、その理由というのは天文学の歴史にからむお話になりますので聞いてくださいね♪
占星術ができた当初というのは、12星座と7惑星という設定でした。 
現在は、天体観測の技術も格段にあがって、それこそ100億光年以上先の銀河まで観測できるようになりましたが、そこに至る以前、それこそ、占星術が確立されたであろう時代、というのは、肉眼での観測しかできませんでした。 
それこそ、何千年という遥か昔ですからね。 
惑星の中で、肉眼でも観測可能な天体というと、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星の7つです。 
ですので、初期設定が7惑星なのです。 

人間の目視可能等級が約6等級で、土星(約0.5~約1.5)までは目視での観測が可能です。 
土星以遠の惑星(天王星・海王星・冥王星)に関しては、一番近い天王星の最大等級が約6等級と、地球最接近時には肉眼での観測も可能なのですが、ほとんど見えません。 
天王星発見当時も、ある天文学者が目視で観測をしていたにも関わらず、それが惑星だとわからずに、のちに別の天文学者が望遠鏡にて確認をした、という発見のされ方をしており、目視での確認が厳しいことがわかると思います。 
そういういきさつから、土星以遠の惑星は1781年3月の天王星発見までは世に知られていなかったのです。

ということで、1781年以前の占星術には、太陽~土星までの惑星しか使われていなかったのですね。 

そうすると、各星座の守護星というのも、現在のものと違ってくるのはお分かり頂けると思います。 

まず、こちらの図をご覧ください。 

これは、土星外惑星が発見される以前の守護星の配置図になります。 蟹座、獅子座を基準に、地球に近い惑星から順に、扇形に展開されているのがおわかりいただけると思います。 
この守護星(ルーラー)の配置を『ナイトルーラー』と呼びます。 

古くから12星座は『昼の6星座』『夜の6星座』に二分されていたのですが、その基準が、子午線を挟んで、夏至を過ぎ昼の時間が長くなる季節を司る『獅子座』から『山羊座』までを『昼の星座』とし、逆に、冬至を過ぎて日が短くなっていく季節を司る『水瓶座』から『蟹座』までを『夜の星座』としたそうです。 
そして昼の星座は太陽に統括され、夜の星座は月に統括されるそうです。 
なので、基準が蟹座と獅子座になるのだと言われています。 

次に、こちらの図をご覧ください。 


これは、土星外惑星が発見された以降の、つまりは現時点での守護星の配置になります。 
この守護星(ルーラー)の配置を『デイルーラー』と呼びます。 

現代占星術では、こちらの守護星の配置がメインですが、ナイトルーラーがまったく意味をなさなくなったわけではありません。 
副支配星(サブルーラー)という呼び方で、ナイトルーラーの役割も残っています。 

元々、各星座の守護星というのは、蟹と獅子を除いて、ひとつの惑星が2つの星座を守護していました。 
ですが、占星術と天文学というのは、親子・兄弟姉妹のような関係で発展してきましたし、占星術は『太陽系の惑星』を使う占いですので、太陽系の惑星が新たに発見されれば、やはり使用されるのが自然だと思います。 
人によっては、占いは発生当時のままの姿で扱うものだ、ということで古典占星術の体系(12星座・7惑星)をそのまま守っていらっしゃる方々もお見えになります。 
その方々が間違っているわけでも、現代占星術(12星座・10惑星もしくは9惑星)が間違っているわけでもありません。 
それは、それぞれのやり方がありますし、そのどれもが正しいのです、としか言えません。 
占星術は科学であって、科学ではないので、『たったひとつの正解』というものが存在しない分野なのです。 


少しお話が脱線しましたが、 

『ひとつの惑星が2つの星座を守護しているものがあるのはなぜ?』の答えとしましては、 

『原型がそうであったものが、新たな惑星が発見されていって支配星の交代がなされた結果、現状の支配星の配置になった。』 

ということで、逆説的なお話になるのですね。 

また、現在ルーラーの被る星座に関しても、天文学者や占星術師の間で日々、その星座独自のルーラーを見つけるための論議がなされているようです。 
いずれ、新たな惑星が発見されたり、既存の小惑星から新たなルーラーが決定することもあると思いますが、現時点ではまったく未定です。 

以上、少し長くなりましたが、ご参考までに。

注:コメント欄にさらに追記があります。


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8 件のコメント:

  1. すみません、補足で。

    あと、同じ守護星でも、乙女座の水星と双子座の水星との違いとしましては、

    昼の6星座である乙女座水星は『昼の顔』
    夜の6星座である双子座水星は『夜の顔』

    と言う風に、水星の司る意味の表れ方が違ってくるそうです。


    『昼』と『夜』の違いにつきましては、『昼=男性』『夜=女性』という区分になりまして、前回12星座の区分のところでも出しました『2区分(セックス)』の意味を思い出していただければよいかと思います。

    男性… 能動的、外へ向かう力、切り離す力
    女性… 受動的、内へ向かう力、繋げる力


    例えばどんな感じか、水星の意味の一例をあげますと『好奇心』があります。

    昼の星座である乙女座の水星というのは、
    『他人の言動に注意が行き易く(興味の対象が自分の外側)、個体でのち密な分析が得意』

    また夜の星座である双子座水星は
    『自分が気になったものに目が行き易く(興味の対象が自分の内側)、あちこちフラフラしながらそれぞれを繋いでいく』
    という、感じになります。

    なので、乙女座は人間観察力に優れ、分析力は12星座イチ、と言われますし、双子座はコミュニケーション能力に優れ情報通と言われます。


    解釈部分に関しましては、あくまでも私個人の感じ方になりますので、人によって違うと思いますが、ニュアンスが伝われば、と思います。

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  2. ハイワタシも質問ですッ!! ( ゚Д゚)ノ
    えっと… 夏至を過ぎると夜が長くなっていくんですよね…? とすると(円の下が夏のピーク・夏至だと考えると)円の左半分が『夜の星座』となる方がナットクいくのですが… あぁでも星座が時計と反対回りに並んでいるから右半分でいいのか… あぁあ余計分からなくなってきました(涙) な、なぜ時計と逆回りに並んでいるんでしょうか…(涙)

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    1. くー送信ボタンを押してから、また先走ったことor 関係ない疑問をこねくり回しているのかも…と気がつきました orz  ちょっとお口チャックで体育座りしてきます…

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    2. めもさんへ

      図を再度確認していただくとおわかりいただけると思いますが、左半分が夜の星座です。
      説明がわかりにくかったでしょうか?すみません。

      あと、星座が反時計回りなのはこちらのリンク先の説明がわかりやすいかと思いますので、わたしからの説明は割愛させていただきます、すみません。

      http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/hoshi1.html

      削除
    3. 月子先生 いつもすみません、リンクありがとうございました! 昼夜で分けるなら、冬生まれの私の星座は夜だろうなと感覚的に思っていたので、それで混乱しているのかも知れません… いただいたリンク、じっくり読んで来ます…

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  3. あすケット14/3/12 2:27 午後

    今日も勉強になりました。
    何度も言いますが、今まで星座占いを見る程度しか
    していなくて、全く知識がなかったので、
    毎回、「へ~~~~」 と思いながら読ませていただいています。

    昨日~今日と、朝起きたら、頭の中を
    「The Final Countdown」 がループしてまして…(はw
    http://www.youtube.com/watch?v=AyggY_R3jU8
    2日続いたので、メッセージ?と思って
    歌詞を調べました。。。
    「地球を離れて金星に行くけど、
     地球の事をとても大切に思っている」
    みたいな内容の歌詞なのを知って、びっくりしました (^-^;)
    今聴くと、いろいろと意味深です・・スピ的に・・・。
    バンド名が ヨーロッパなので、
    ひょっとして衛星のエウロペ?
    エウロペって事は、木星の衛星か。。。
    そうえいば、なにみえ占星術講座で作った自分のホロスコープで、
    木星は私の星座の位置にあったなぁとか、
    木星・・・金星・・・って考えてたら、
    ナショジオのニュースヘッドラインに、
    「今夜、金星と木星が再接近」 http://p.tl/s342
    というタイトル。
    で、占星術の情報へか・・・と・・・w
    ファイナル・カウントダウンから始まって
    占星術に来るとは思いませんでしたw

    なにみえは、やっぱり、
    今必要な情報を配信してくれてるんだなー
    なんて、勝手に思ってしまった私でした。。。
    で、今は頭が疲れてるので、後で調べよう。。。

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    1. あすケット14/3/12 2:30 午後

      頭が疲れてて忘れてた;
      月子さんも、説明が丁寧で、とても分かりやすいです。
      本当にありがとうございます☆

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  4. ぴ子@占星術講座受講生15/3/12 12:27 午後

    月子せんせい、じぇいど♪さんありがとうございました!\(^o^)/
    占星術って天文学と一緒に発展してきたのですね。
    天動説といい、このナイトルーラー、デイルーラーもよくわかりました。
    長年の疑問が解けましたw
    それと、土星って肉眼で確認できるの?ΣΣ(゚д゚lll)
    というのもビックリでした。(相当、夜暗くなる地方でないと見れないかもだけど)
    補足、すごく納得しましたw
    私が乙女座、彼氏さんが双子座で「おそろ♪(*´∀`*)」くらいに思ってたんですが、補足に書かれているのがそのまんま私と彼さんでした(笑)
    今更ながら星占い・・・当たりますな。

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